最遊記

□素直になれない
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浄三+八+空 美咲さんへ相互記念













これが最後の手段
否、最後所か最初から俺にはこの選択肢しか残されていない
失敗したら恐らく俺は…殺されるだろう(誰に、とは勿論言えない)

「あのさ、お願いがあるんだけど」

隣の部屋に入る前の一瞬
これを逃せば全ては終わる


そんな切羽詰まった内心の俺の言葉に八戒は立ち止まってくれた

「…何ですか?変な事じゃなきゃいいですよ」

変な事って何だよ。
思わず苦笑しながら一息深呼吸して俺はその言葉を吐き出した

「今日の部屋割り変えて下さい」

…三蔵と同じに、と小声で言えば聞こえたらしくキョトンとされる。
只の仲間でそれ以上でもそれ以下でもない俺達4人
それが突然部屋割りに注文をつけたのだから八戒の反応は間違っていない


「前々から薄々怪しいとは思ってましたが…遂に貴方三蔵にまで手出したんですね」

「手出すってなんだよ!
つーか気付いてたのかよ…」

にっこり微笑む八戒
その笑みに全てを悟られている様な感覚に陥る
三蔵ってスル時声抑えねぇもんな…
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