最遊記
□ある夜の出来事
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空三 浄八 微裏
「…っこんのバカ猿がぁぁぁー!!!!!!」
そんな大声が隣の部屋から響いてきたのは
僕がのんびりと悟浄とお茶を啜りながら煎餅を食べていた夜だった…
此処は宿屋の一室
僕は悟浄と
三蔵は悟空と同室です
「何ですかねぇ…今の声は」
いきなりの大声に驚き僕等はさっきまでの会話を中断した
「さぁ…大方猿が何かやらかしたんじゃね?」
もう隣室に興味はないのか
悟浄の手は煎餅に向かっている
「でしょうねー」
止めなくてもいいですよねー、と僕が笑うと
「ん、大丈夫だろ
彼奴等だしな」
「あの2人ですしね」
そう言って僕等は笑った