灰男
□優しい嘘
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【優しい嘘】
ある日神田から告げられた
「お前なんか嫌いだ」
「…え?」
突然言われた言葉に僕は固まった
「俺はお前が嫌いになった
別れろ」
「意味がわかりません
いきなり別れろだなんて」
「俺はお前よりラビが好きなんだよ」
その言葉に胸を痛めながらも僕は神田を問い詰めた
「どうしてですか!?
僕に駄目な所があったなら治します
だから別れるなんて言わないで下さい!」
「嫌だ じゃあな
俺は暫く長期任務へ行く
半年は帰ってこない
何時かまた会おう」
そう僕に声をかけ僕の最愛の人は去った…
「っく…かんだぁ…ぅっふぇ…」
神田が去ってから涙が溢れてき
そしてその涙はずっと止まらなかった