TALES

□暖かい君の手
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ユリレイ 甘










「せぇねん…寝れない」

男性陣3人(と1匹)でベッドは二つ
つまりカロル先生は必然的にどちらかと寝る羽目になる
そしてじゃんけんで負けたのは俺

おっさんは1人で広々とベッドを占領していた筈
だが今は何故か俺の腰にしがみついて離れない

「羊でも数えろよ」

「寒くて寝らんない」

「カロル先生やろうか?」


子供だから暖かいぜ?と笑えばむくれた気配

「カロル君じゃやだ
青年がいいもん」


もんって!お前幾つだよ!35だが!
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