TALES
□可愛い君と
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「ロイド」
珍しく真剣な目をして俺の名前を呼ぶゼロス
「何だよ?」
「好きだ。結婚してくれ」
…只その内容はマトモじゃなかったけど。
「意味わかんねぇ」
「いやいやいやだから俺様が本気でロイド君が好きだって伝えたかったんだよ!!」
「へいへい」
今日の晩飯何にすっかなーとか考えながらゼロスの方も見ずに返事をする。
「ロイド君ったらひでー」
ちらりと横目で見ると頬を膨らませて拗ねた様な表情をしているゼロス
そんな姿を不覚にも思わず可愛いと思ってしまった。