TALES
□無数の流れ星よ
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この広大な夜空に
流れ星を見つけたら
俺は何を祈るんだろう?
デリス・カーラーンへと旅立っていったクラトスの言葉…そして約束は
俺の心の中に何時までも残っている
【無数の流れ星よ】
エクスフィア回収の旅の途中
眠れないのかロイドは僕の隣で空を見上げていた
聞こえてくるのは虫の鳴き声とロイドの泣き声だけ
本当は知ってるんだ
毎日ロイドがクラトスに会いたいと夜中に泣いているのを…
「クラトスっ…声が聴きたい…会いたい…っ」
だけど今日は違った
僕が起きてるのにロイドは気付いたらしく涙を拭って此方をみた
「なぁノイシュ
俺、最初はクラトスの事嫌いだったんだ」
そうやって隣で話し出したロイドの顔は輝いていた
久々に見たロイドの笑顔に僕は幸せになった