My◇colour

□そのいち
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《赤司征十郎とバレンタイン》



赤司「明日はバレンタインだ。・・・ということでチョコを作ろう。」

美華「あ、えっとー・・・なぜ私の家に・・・」


赤司「僕の言うことは?」

美華「是非つくらせてくださいっ!!」

赤司「よし、まずはチョコを湯煎するところからはじめよう」

美華「(なんでだろう。既に色々泣きたい)」




赤司「まずは、・・・ガスバーナーで威力マックス」
ジュポッ――――

美華「違う!私の知ってる湯煎そんな危険じゃない!!!」

赤司「・・・違うのか?」

美華「違いますよ!赤司様!!」

赤司「(赤司様か・・・いい響きだな)」



美華「あのですね、湯煎っていうのはチョコレートを細かく刻んで鍋にいれて溶かすことですよ、ほら、」
グイッ―――

赤司「(ボディータッチか・・・美華も中々やるな)」

美華「(赤司くんには任せてられない!)」

赤司「へー・・・溶けてるな」

美華「そりゃ湯煎だし・・・っというか赤司くんは何を作ろうとしてたの?」

赤司「・・・なんだろう。」

美華「へ?」

赤司「特には決めていない。ただチョコレートをつかったお菓子ならなんでもいい。・・・あ、美華は何が食べたい?」

美華「(もう赤司くんダメだと思う。うん)」

赤司「美華?」

美華「あ、えっと・・・な、なら、カップケーキで(簡単だし)」

赤司「わかった。カップケーキだな・・・っで作り方は?」

美華「えっと小麦粉とかの生地とチョコレートを混ぜて、オーブンでチンです。っであとは飾り付けとかを」

赤司「・・・わかった、オーブンにぶち込んで、それっぽくデコレーションすればいいんだな」

美華「(赤司くん、一体なんの話を聞いてたの!?)」

赤司「よし、出来上がったら交換だからね・・・じゃあ僕は向こうで作ってくるよ、いいな?」ニコッ


美華「・・・・・・はい。」
 笑顔の赤司様には逆らえません。









数十分後―――

美華「美味しそうにやけたなカップケーキ、あとはオレンジのアイシングをつかって、ビスケットとかを載せて・・・」

赤司「美華、出来たかい?」

美華「あ!うん、できたよ。赤司くんは?」

赤司「あぁ、僕は完璧だ」

美華「そっか、じゃあ交換、」

赤司「はい、」



美華「・・・・」
 な、なんだろう。この未知の物体は
あ、アイシングで赤くコーティングしてるのかな?それとも、誰かの血かな?

赤司「どう?」

美華「赤司くんらしいカップケーキだね!」

赤司「そうか、ならよかった・・・けど、美華のも、美華らしいな」

美華「え、あ、そうかな?」

赤司「あぁ、オレンジのアイシングでコーティングしているあたりがそうだね。それに可愛い」

美華「あ、ありがと」」

赤司「あ、そうだ」

美華「ん?」









赤司「ハッピーバレンタイン

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((たまには、こんなチョコ作りもいいかも、なんて・・・私も末期かな))



終わり

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