My◇colour
□そのいち
1ページ/7ページ
《赤司征十郎とバレンタイン》
赤司「明日はバレンタインだ。・・・ということでチョコを作ろう。」
美華「あ、えっとー・・・なぜ私の家に・・・」
赤司「僕の言うことは?」
美華「是非つくらせてくださいっ!!」
赤司「よし、まずはチョコを湯煎するところからはじめよう」
美華「(なんでだろう。既に色々泣きたい)」
赤司「まずは、・・・ガスバーナーで威力マックス」
ジュポッ――――
美華「違う!私の知ってる湯煎そんな危険じゃない!!!」
赤司「・・・違うのか?」
美華「違いますよ!赤司様!!」
赤司「(赤司様か・・・いい響きだな)」
美華「あのですね、湯煎っていうのはチョコレートを細かく刻んで鍋にいれて溶かすことですよ、ほら、」
グイッ―――
赤司「(ボディータッチか・・・美華も中々やるな)」
美華「(赤司くんには任せてられない!)」
赤司「へー・・・溶けてるな」
美華「そりゃ湯煎だし・・・っというか赤司くんは何を作ろうとしてたの?」
赤司「・・・なんだろう。」
美華「へ?」
赤司「特には決めていない。ただチョコレートをつかったお菓子ならなんでもいい。・・・あ、美華は何が食べたい?」
美華「(もう赤司くんダメだと思う。うん)」
赤司「美華?」
美華「あ、えっと・・・な、なら、カップケーキで(簡単だし)」
赤司「わかった。カップケーキだな・・・っで作り方は?」
美華「えっと小麦粉とかの生地とチョコレートを混ぜて、オーブンでチンです。っであとは飾り付けとかを」
赤司「・・・わかった、オーブンにぶち込んで、それっぽくデコレーションすればいいんだな」
美華「(赤司くん、一体なんの話を聞いてたの!?)」
赤司「よし、出来上がったら交換だからね・・・じゃあ僕は向こうで作ってくるよ、いいな?」ニコッ
美華「・・・・・・はい。」
笑顔の赤司様には逆らえません。
数十分後―――
美華「美味しそうにやけたなカップケーキ、あとはオレンジのアイシングをつかって、ビスケットとかを載せて・・・」
赤司「美華、出来たかい?」
美華「あ!うん、できたよ。赤司くんは?」
赤司「あぁ、僕は完璧だ」
美華「そっか、じゃあ交換、」
赤司「はい、」
美華「・・・・」
な、なんだろう。この未知の物体は
あ、アイシングで赤くコーティングしてるのかな?それとも、誰かの血かな?
赤司「どう?」
美華「赤司くんらしいカップケーキだね!」
赤司「そうか、ならよかった・・・けど、美華のも、美華らしいな」
美華「え、あ、そうかな?」
赤司「あぁ、オレンジのアイシングでコーティングしているあたりがそうだね。それに可愛い」
美華「あ、ありがと」」
赤司「あ、そうだ」
美華「ん?」
赤司「ハッピーバレンタイン」
============================
((たまには、こんなチョコ作りもいいかも、なんて・・・私も末期かな))
終わり
。