≡突発的≡

□慣れる事の出来ない日常
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思った事が









全て記録出来ればいいのに









自分しか読めない








自分だけの言葉で








データみたいに残しておけたらいいのになぁ







そうしたら








また鮮明に思い出せるし








同じ事を、想えるのにな








哀しげに微笑みながら








折れてしまいそうなほど細い体躯の少女は








消えそうなほど小さな声で







呟いた








僕は何も出来ない自分の無力さを恨み








拳を固く握り








唇を噛んだ








そんな僕に気付いた彼女は









近くに有った椅子を引きずり








僕の近くまで持ってきた









そして








その上に乗ると








僕の頭を撫でた








僕がきょとんとすると








彼女はしたり顔をしてニヤリと笑った







そんな彼女が可笑しくて








僕は声を出して笑う








彼女も同じように笑う








そして








笑顔でサヨウナラをした











次の日になれば








彼女は何時ものように








笑顔で僕に言うのだ












貴方、だあれ?










慣れる事の出来ない日常


悲しみが溢れそうになるのを


ただ押さえる事しか出来ない











☆――☆――☆――☆

ここまで見てくれて
ありがとう(*^^*)

はい
今回は1日しか記憶が持たない少女の物語でした

ちょっと切なめかも

切ないのが苦手な人
ごめんなさい…


2011/07/31(日)
10:46

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