ブルースカイ

□プロローグ
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それは突然のことでした。

ドタバタとリビングの方で騒がしい音がした。


朝の4時。


私は時計を見ながら眉を潜める。


「誰だよ。」


小さく舌打ちし、ベッドから抜ける。


私の家はこの時代には珍しい、平屋だ。



洋室が三つの和室が三つ。
それにリビングにキッチンなど。

ちなみに、
私の部屋は洋室。



「泥棒?」


私は一人暮らし。
誰もいないはずだ。
なのに何故?



そんな疑問を胸に私は音のしたリビングの扉を開けた。


まだ、早朝のため薄暗い室内。そんな中に一人の人影が見えた。


誰?
女の子?


「誰?泥棒?!」

私は大きな声で言った。


内心ドギマギしている私にしては頑張った方だと思いたい。


足は震えるし声も震えて勇ましいとは言えないが、頑張った。



扉の近くにある、電気のスイッチを押す。


一気に明るくなる室内。


そして、そこにいたのは………


青に髪をした女の子だった。


「うっ、わぁ!!」


その子も私に驚いたのか、おかしな声を上げる。





これが私たちの出会いだった。




*
 

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