甘い夢と蜜の夢
□ハートフル
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*管理人が風邪で倒れた昨日に妄想してた話しです。*
『んん…気持ち悪い………』
寝坊して、急いで家を出てきたのはいいけれど、もう少しで学校が見えてる所で、めまいと吐き気に襲われた。
どうしようもない浮遊感。
まるで酔ってるみたいだ。
このまま引き返して家に帰るのが一番良かったのかもしれない。
だけど。
『今日、骸ちゃんと委員会だし…休んだら殺されるかも…』
いろいろ何かに付けて、文句を付けて来る骸ちゃんは去年隣町から転校してきてからの友達。
一番最初に友達になったのが私でそれからよく話すようになった。
クラス替えをしてもまた同じクラスで、委員会も一緒。
環境委員会ってゆー風紀委員のお手伝いみたいな委員会なんだけど、今日はトイレや掲示板に貼る"手洗い、うがいを心掛けましょう。"ポスターを作る日。
クラスごとに5枚書かなきゃいけなくて、今日の放課後やろうって骸ちゃんと約束した。
『し、死ぬ…』
どうしようもない吐き気。
でもやっと学校に着いた。
「夏果?」
『?』
声を掛けられて俯いた顔を上げれば、そこには骸ちゃんが。
「ちょ、どうしたんですか!?顔真っ青ですよ!?υ」
『ちょっと、気持ち悪くて…あはは……』
何故か骸ちゃんの顔を見たら、少し安心した。
「とりあえず保健室行きますよ!全くなんで学校来たんですかっ」
フワッと身体が浮いたと思ったら骸ちゃんにお姫様抱っこをされた。
珍しいな、骸ちゃんが慌ててるなんて。
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