always
□恋の五歩目
4ページ/4ページ
『…っ///』
「どう?歩くたび刺激されて気持ちいいでしょ?(クス」
『気持ちいいわけ…ない、でしょ…///』
「そう?まあ僕は楽しいけどね」
ぐちゅりとローターをはめ込まれた秘部に意識が奪われていく。
歩くたび外れそうで外れなくて、もどかしい。
「ふ、」
『な、何…?///』
「そんなにイきたい?」
ビクリと肩が震えた。
何もないようなフリをしていても、やっぱりお兄ちゃんにはバレてるみたいで
恥ずかしい…
「ちょっと休憩しようか」
『え?』
ぐいっと手を引かれて行った場所は甘味屋。
しかもそこはお父さんが昔から贔屓にしているお店だった。
…つまりは。
「やっぱり誰の気配もない場所って落ち着くね」
『うん…』
「そんな怖がらなくたってまだ何もしないよ」
まだって…ι
「失礼いたします」
『へぁ!?』
お兄ちゃんの言葉に艶を感じとった瞬間、
スっと開いた襖から着物を着た
このお店の女将さん?らしい人がお茶と頼んだあんみつを持ってきた。
「すみません。驚かせてしまいましたか?」
『いえ…///』
「それではゆっくりお召し上がりくださいまし」
恥ずい!!
めっちゃ恥ず!
あわわと下を向いていると、女将さんはテーブルの上にそれらを置いた後、お兄ちゃんと何かを話して出ていった。
「ほら、夏果食べたら?」
『うん…ていうか、何話してたの?』
「ああ、今日はもうここ以外どこにも出かけるつもりはないから…」
え。
どこにも行かない?
そんな言葉が聞こえたような…
「ここに誰も通さないでって伝えただけだよ(ニヤ」
ああ、聞き間違いじゃなかったらしい。
そう。この部屋は我が雲雀家専用の離れ。
お店の奥の(一般人はもちろん、普通の使用人すら通れない)廊下を渡ると、時代劇に出てくるような茶室があった。
お店から、そして外からも気づかれないように塀で囲まれた世界に私たちは2人きりになった。
「…夏果、わかってるよね?」
私がスプーンを持ったまま微動だにしていなかったら、お兄ちゃんがその手に、熱くなった手を重ねてきた。
ああ、もう、この恋が終わる、
そんな予感がした。
*END*