甘い夢と蜜の夢

□彼女の特権
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『なんで謝るんですか』

「ん?だって僕のことで君を怖い目に遭わせたからね」


無自覚に女の子を落とす天才だと思う。


"これからはちゃんと僕が守るから"
"約束するよ"

なんて、あなたはお伽話の王子様ですか。


て、違うよ。
もう守られてるんだよ。

ちゃんと助けてくれたじゃない。

『雲雀さん』

「何?」

『好きです。大好きです』


膝に顔を埋め、腕で隠した格好でしか言えない私を許してね。


「…僕は愛してるけど」


ああ、ほら。
まただ。


あなたはキュンてさせる天才なの。

余計顔が上げらんなくなったじゃない。


どんなに酷い目に遭ったって
誰にも渡したくないの。

別れるなんてことはしない。

誰にもあげない。

私の王子様だから。



「夏果」

『なんですか』

「キスしたいから顔上げて」

『…1回だけですよ?』

「ふ、君からねだらせるようにしてあげるよ」



これは風紀違反じゃないのかな。
まあ気持ちいいから有り難いけど。


『ん、ん…///』


あなた特有の(?)長いキス。


感触を知ってるのは私だけ。

誰にも教えてあげない。


誰もが憧れる雲雀さんのこんな一面を知ってるのは

彼女の特権だから。



私も愛してます。


大好き!!

*終*

ただ学園ラブコメが書きたかっただけです。悲しいのばっか書いてたから…
え?違う?ラブコメじゃない?
…いろいろグダグダなのは見逃して下さい。

思うままなので。

他の小説はちゃんと時間を掛けて書いてますんで、はい。

読んでくれて有難うございました(●´∀`●)!!
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