always
□恋の四歩目
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-----お風呂上がり-----
『んー♪気持ち良かった!』
お風呂から上がるとお父さんとお母さんは仲良くソファで話していた。
あれ、お兄ちゃんは…?
「夏果ちょっと」
『わっ!?υ』
いないと思ったらお兄ちゃんは後ろにいた。
なんだか不機嫌みたい。
『どうしたの?』
「いいから僕の部屋に来て」
お兄ちゃんはそう言うと私の手をとり、部屋へと私を連れって行った。
バタンッ
『お兄ちゃんどうしたの!?』
いつもと違うお兄ちゃんに焦る。
「大丈夫だよ。怒ってるわけじゃない」
て、言われても。
新幹線までのお兄ちゃんとはまるで違う。
雰囲気が…何て言うの?
素っ気ないもので覆われている
そんな感じ。
ガチャッ
『お兄ちゃん…?』
お兄ちゃんは鍵を閉めた。
1つの部屋に2人きりになるなんて、いつものことなのに
緊張する…
「ねぇ夏果。僕もう限界なんだけど」
『え…何が?』
私はお兄ちゃんの部屋のベッドに腰を掛けていた。
お兄ちゃんは私の横に座る。
「わかんないの?この状況でも」
『…何と無くしか…υ///』
きっと、いや、絶対。
「そろそろ良いよね?」
えっち。
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