甘い夢と蜜の夢
□ある夏の日のいちページ
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勉強の合間の妄想を徒然なるまままに。
ミーンミーン
ミーンミーン
ミー
『ああああ!もう!なんで蝉ってこんなにうるさいの!?』
余計暑くなるじゃん!
『…まったく、勉強してるんだからさあ』
…………ああ、言ってて虚しくなってきた。
周りの皆は夏休みに入って
部活に励んだり
旅行に行ったり
遊んだりしてるのに
『なんで私、学校で勉強してるんだろ…………』
「それは君が悪いからでしょ」
『ひ、雲雀さん!!υ』
「うるさい。咬み殺すよ(チャキ」
『ひいっ!すみません!』
てゆーかいつの間にここに…υ
「聞いたよ、テスト中寝て最初の3問しか書かないでだしたんだろ」
『あ、はははは…υてか、なんでここに…?』
「……君が一人で補習頑張ってるって草壁が言ってたから」
『ああ、そういえばさっき見かけたよーな…』
「補習なんて自業自得だけど、今日中に終わらせてもらわないと困るからね」
手伝ってあげるよ
『…ありがとうございます///』
「うん。ほら次やるよ」
『は、はいっ!』
や、やばい!
やばいって!!
雲雀さんに勉強見てもらえるなんて!
迷惑かけてるはずなのに
補習に感謝だ…………///
「…で、答は?」
『ご、5ルート3……?』
「うん。正解。」
『!!お、終わったあああ!』
「早く提出してきなよ」
『はいっ!ありがとうございました!!』
やっぱり雲雀さんて頭いいんだなあ…
それにやっぱり優しいし……
あ、てゆーか…
『あ、あの!なんで今日中に補習終わらせなきゃいけなかったんですか?』
「……よかったの?」
『??』
「今日の6時からは?」
今日の6時…?
『あ、夏祭り!!』
「一緒に行くんでしょ?」
『は、はいっ…///』
ちゃ、ちゃんと考えてくれてたんだ…
う、うれしい…!
「それにそのまま僕の家に"お持ち帰り"する予定だからね」
『…………え?』
「明日まで補習続いたらまた学校に行かなくちゃいけなくなるしね。一日中君を可愛がるつもりだから、そんなこと許さないよ」
『…………え?』
「いいでしょ?」
『!!////』
ほんとにずるい人…
『よろしくお願いします…///』
「いい子。んじゃ準備して6時に並盛神社前に待ち合わせね」
『はいっ!』
*終*
書いてて羨ましくなったのは
秘密ですよ。
雲雀さんと夏祭りとか行きたいですね…!
なんでテストが10日まであるんだ………!!
ああ、勉強やだ…。
雲雀さんにマジで見てもらいたい!
でわ(;ω;)ノ