甘い夢と蜜の夢

□大丈夫だよ。
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なんて言うか……何をしたらいいのかわかんないの。

ううん、しなきゃいけないことは分かってる。

でもやる気もなくて何も手に就かない。

そんでもって、やらなかった自分への後悔。





『負のスパイラル……はあ…』





頭の中がぐちゃぐちゃして泣きそうになる。

不安に押し潰されるってこんな感じ?

誰か側に居てほしい。

優しく抱きしめて


"大丈夫だよ"


って安心させて欲しい。


助けて


『雲雀さん…』


「呼んだ?」


『……………え、えぇええっ!?』

「煩いよ。君何してるの?」

『雲雀さんこそ何を…』

「日課の昼寝、目が覚めたら名前呼ばれたような気がしてね」

『あ…』

「で君は何しに屋上に来たの?」

『私は…』


何を言うの?
言ったって雲雀さんに迷惑かけることになるのに…


「なんか泣きそうな顔してるね。何?不安なことでもあるの?」

『………わかんないんです…自分は今何をしたらいいかとか…このままで良いのかとか…いっぱい考えちゃって…ここが苦しいの…』


何を言っちゃってるのかな私。

私自身が解決しなきゃいけないことなのに雲雀さんに甘えたって…

ぎゅっ


『!?///』

「ほら、泣いていいよ。今だけは何も考えないで僕に身を任せなよ」


雲雀さんの顔に似合わず広い胸に頭を埋めるように抱きしめられて
思わず心臓が跳ねた。


「君は要領も悪いし頭だって良くないんだから色んなこと一気に考えたって無駄だよ。何に対して病んでるのか分からないけど、今からやっても遅いとか、ちゃんと勉強出来てるのかとか…そんな有り触れた悩みなら何も考えないで自分を貫き通すことが大事だよ。」

『雲雀さん…』

「だって君は何も悪いことしてないじゃない。ちゃんと頑張ってるの知ってるから、少し落ち着いたって罰なんか当たらないよ、だから君は」


大丈夫



僕も一緒にやってあげる。
側にいてちゃんと支えてあげるから

ほら、笑って?

元気な君が大好きだよ。


*終わり*


ただ雲雀さんに救って貰いたかっただけです。
管理人今五月病の真っ最中なので(;´∀`)←

もし元気のない方がいらっしゃってこれを読んで少しでも安らいでいただければ本望です(●´∀`●)

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