玩具友達
□いつもと違う
4ページ/4ページ
知己は今までの誰よりも、駿輔を渇望している。
「…んふ…っ…あ…ッ…」
キスひとつに翻弄され、思考が霞んできた駿輔を、更に追い詰めるかのように、熱く起き上がった欲望の象徴を、制服の上から、優しく撫で回す、
ただ、それだけなのに、駿輔の体は大きく跳ねた。
「…ふン…」と洩れた声に、知己は意地悪く鼻先で笑う。
「なんつぅ可愛い声で鳴くな?」
だが、キスは止めない。無論中心を弄ぶ行為も止める気はない。
つぅ…と、指先で竿の形を辿ったり、先を軽く摘まんでみたり。
強弱を付けたその動きのいちいちに、駿輔の体はビクンと跳ね、洩れる息は甘さを増した。
すっかり硬度を増し、服の上からも熱を感じ、それに気を良くした知己の舌が、口の蹂躙を止め、顎を、頬を、そして耳まで味わうように辿る。
耳朶を甘咬みしながら、熱い息で囁く。
「もっと触って欲しいだろ?…自分で下…脱げよ」
あ…と、小さくひとつ跳ね、言われた通りに制服に手をかけるが…
「…こ…んな…トコで…やんの…か……よ…」
カァと頬を朱に染め、潤んだ瞳で見上げるが、やはり誰が来るか分からない場所での行為に、羞恥を感じるようだ。
「…じゃ、お前ん家……行く?」
駿輔の瞳を覗き込み、あの、茶の瞳で誘い掛ける。
駿輔は、真っ直ぐに見詰められ、トロンとした瞳を外せないまま、催眠術にかかったように、ゆっつりと小さく頷いた
知己は触れる程度のキスで応えた。
続く
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
構成の都合で後書きがこんなトコに!
どうも、りむりむです。
玩具友達の第2話お届けします。
なんつぅか、アレだ。やっぱりあたしのエロは温くクドイ。
改めて確認だわ!
元はお題から始めたコレなんですが、そのサイト様が今は解らなくなってしまったという失態です。
次回はガッツリエチィので、ご注意下さい。
、