メタルの話

□4話 太陽が見える場所
2ページ/5ページ




「・・・・・太陽がまぶしいな、メタル・・」

「タイヨウ?」

「・・・太陽がわからないのか?」



「どうやら俺は知能的なプログラムがエアーより薄いらしいな」


「そうか?頭のキレはいいだろ、よく博士の手伝いしてるだろ?」



「・・・そうだなぁ・・でも何処か足りないとは思っている。
・・"外"に関する言葉のデータ、かな」


そう言うとエアーもなるほど、と言わんばかりの顔をした。

「そうだな、メタルはヒキコモリ用に作られたのかもしれんな」



「・・・・・ヒキコモリ・・・ところで太陽って」


「・・太陽はあれだ、あの光だ・・」

・・・ちょうど、朝方で、朝日が見える瞬間をメタルは見た。



「・・・・光・・・今、光を浴びてるんだな、俺たちは。」

「どうした、メタル・・」

「なんだか、懐かしいような・・変なかんじだ・・・」

「そうか・・まぁ、外色々あるかないか?」



「そうだな。」


次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ