よろずBook

□音芸
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「あー…なんかオレ様世界一の幸せ者かもしんない。」



パーティーも終わり、久々の休日をゆったりと楽しんでいたらMZDがいきなり変な事を言い出した。自分は世界で一番幸せ者だと。話の脈絡が全く無い。六はMZDの方へ向き直り話を聞く体制をとった。





「いきなりどうしたんだ。」
「いやだってね、隣に六がいて、影も黒神もいて、パーティーの皆がいて、オレ様は一時でもその中心にいられる。それってスッゴい幸せな事じゃないかなーと思ってさ。」




数多のパラレルワールドから奇跡ともいえる確率で出会った仲間達と共に楽しみを共有できる幸せ、長い時を生きてきたMZDはその大切さをよく知っている。その先にある別れの悲しみも同じくらいに。




「…そうだな」




六はそう言葉を返してMZDの肩に頭を預けた。影は何も言わずふわふわと二人の回りに浮かんでいる。何物にもかえがたい大切な時間を大切にしようと心に誓って、MZDは微笑みを浮かべた。




end.



■■■■■■■■
MZDは今の幸せを噛み締めて笑顔でいれば良いと思う

影は空気読める子だからきっと何も言わないはず、でも六が空気なのは困りものだよね!←

次こそは六メインで…!

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