よろずBook

□携帯獣
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どうしたらいいんだろうか。









目の前に寝てるシルバーを前に途方にくれるゴールド。珍しくシルバーから呼ばれたから来たのに、呼んだ当人はすやすやと寝ている。しかも思いの外可愛い寝顔に起こすのも躊躇われるという問題付きで。疲れていたのだろうか、目の下に見えるクマに眉を潜めた。




座りながら寝るという器用な事をしているシルバーの横に座る。その後どう行動しようかと、ため息をついた。起こすのもどうかと思う、ただこのままシルバーが起きるのを待つのは退屈だ。悶々と悩むゴールドに対しシルバーは身動き一つとらず眠っている。








なんかズルい。








白い肌に手を伸ばす。起きないだろうか?一瞬手を引きかけて、頬に触れる。……温かい。ぼんやりとそのままの状態でいると、シルバーが身じろぎをした。反射的にビクリと手を引く。どうやら起きたわけでは無いようだ。




「何やってんだオレ…っ」




我に返って自分の行動に赤面する。指先からシルバーの肌の温もりが消えず、なかなか引かない顔の熱にもう一度深いため息をついて思いきりシルバーの頬をつねった。





「起きろバカシルバー!オレ様を呼んどいて居眠りとはどういう了見だ!?」






その後、起きたシルバーの寝ぼけっぷりに大爆笑する事になるのはまた別の話である…。



end.



■■■■■■■■■■
恥ずかしくなってほっぺつねるゴールド超可愛くね!?っていう意味不な幻灯の思いにより書かれました。



わ け わ か ら ん w w w



シルバーって絶対低血圧な気がする、またはすげぇ寝ぼける。寝ぼけてゴールドに甘えてたらいいと思うよ!

2010.07.13 幻灯
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