よろずBook

□稲妻11
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「おれ、鬼道がいないと生きていけないなぁ…。」





普段の円堂からは考えられないような言葉を聞いて、俺の中に沸き上がった感情は歓喜だった。





俺がいないと円堂は生きていけない、つまり俺は円堂の存在理由なわけで。こんな嬉しい事があるのか。いや、無い。円堂に依存されている、それだけで喜びに満ち溢れる俺の心は、円堂に依存している。多分、円堂よりもずっと。





それでも、共依存という言葉に笑みを浮かべる俺がいるのだ。







堕ちていけばいい、お前も俺も。







end.



■■■■■■■■■
意味不ですよね、分かります。
共依存は自分で勝手に意味つけた単語ですが、響きが良いからお気に入りだったり。
お互いに依存しあう二人とか大好物です。もう二人で病んでしまえば良いんだ。




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