*当主の部屋*

□お題小説w
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白い部屋に白いベット...布団だって純白で。
俺には勿体無いくらい…綺麗過ぎだった。

『翼があったら』

病院の一室。
窓のスグ隣のこのベットに、俺ヤナギがいた。
まぁ、色々あって、身体動かなくて。
何もかも…嫌だった。死にたかった。
けど、ファンの応援があったし…なにより……。
「柳〜いる?あ、いたいた。差し入れだよw」
「ん〜。」
君が居たから……この世界に自分の場所を見つけられたんだよ…kime。

「今日も暑いね〜。」
「そだね。kime…テニミュの稽古…は?」
順調だよwと自分で剥いた林檎にかぶりつきながら答えた。今日の林檎はウサギさんだ。
「日に日に…上手くなってるね。」
「ん?演技の事?」
林檎を見ながら上手くなったと言ってるんだから、察してくれてもイイじゃないか;
「その…林檎。」
「あぁ、柳のために練習してるからw」
俺にとってはその言葉は一番辛い。

kimeは俺のために何でもしてくれる。
kimeは俺のためにすべてしてくれる。
kimeは俺のために愛してくれている。

全て痛くて…何も出来ない自分が…

憎い

「柳?」
うつむいた俺の顔を覗き込む…。
「なんでも…ないよ」
「なぁ〜んだ。林檎、喉に詰まらせたのかと思ったじゃん!!」
軽くジョークを言い、笑顔を見せる。
「柳…さ。無理しなくてイイから。俺は柳が居る事が…何より幸せだからね?」
驚いて、kimeの顔を見た。
「柳は、俺の天使だからw」

なら、俺が天使なら。翼も俺に生えてくるの?
そしたら…いつでもkimeの所に迎えにいけるかな。

「ねぇ木村様。」
「何柳?ついでにkimeru様ね。」
「俺…天使じゃないよ。人間。」
「うわっ。この子ムードぶち壊しだよ!!」

じゃあ、今日から俺の翼…探してみるよ。
kimeの元にスグ駆けつけるために...

★あとがき★
お題1つ目完成w
ハズカシ!!!KIMERUx柳だよ!!!
ついでに時期は大体ルドルフ戦の頃かなーとか何とか。
精進します。笑
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