*当主の部屋*

□ThePrinceOf☆KNIGHTA
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■二ページ■第二章

「不動峰国王ってどこにいるんっすか?」
俺の一言は……沈黙を招いた。

「国王は氷帝王国の騎士団の襲撃に遇い…、王は他界、後継者の橘桔平は行方不明になり1年経つよ」
不二先輩が深刻な顔で話す…。
今でもその橘って人はいないのか……。
1年も経てば、捜索したって無駄だろうけど…。


その日も森を抜ける事なく、テントの準備をしていた。
「おぃ、越前!ちょっとひとっ走りして、水汲んできてくんね〜?」
「なんでオレが;」
「訓練だよ!く・ん・れ・ん」
良いように丸め込まれて、しぶしぶ川へ向かった……

じゃっぽ
「〜っ///気持ちぃw」
川に足を入れると長い時間歩いた疲れが吹っ飛んでいく……

向こうから声がする。
行ってみるか。

すこし上流に向かうと二人の男が川で遊んでいた…
「あっははwほーら、しーんじ!!」
「やめてよ……びしょ濡れじゃん。やんなちゃうな……後で覚えとけよ…」
なんだ?
全身黒で統一された…
「まさか……例の盗賊?」
ガサッ
!ヤバっ
「おい、何やってんだよ…お前」
「見たことないな……よその人?ぶっ倒そ」
逃げないとっ!!武器を!
オレは来た道を戻ろうとした…しかし
「遅いぜっ」
「…瞬間移動?!?!」
「有無はねぇ。俺たちの顔を見ちまったんだから…着いてきてもらうぜ。」


オレ、越前リョーマ大ピンチ?


続く...
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