*当主の部屋*

□ThePrinceOf☆KNIGHT
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プロローグU:氷帝王国編

「なんで…跡部が…。」

各個人部屋で全ての者が嘆いた事であろう。
確かに、アイツは自己中で人に合わせようとしない。
しかし、リーダーとして、騎士として……アイツは誰にも負けてなかった。


「オイそこ!ちんたらしてんじゃねぇ!!!」
跡部が極寒で凍えている騎士達に喝を入れる。
「は…はぃ!!!」
慌てて訓練に戻る騎士達。忍足はそれをボッーっと眺めていた。
そして、肩をツンツンっと叩かれたが……気づかなかった。
「…おぃ」
今度は耳を引っ張ってきた。
「いっ…痛ったいわ!!!」
振り返るとそこには跡部が居った。
「あっ…」
あまりに予想してない人物がいたので…反応が出来ず口が先に動いてしまった。それに、昨日あんな事があったばかりで…。
「さっさと訓練しろ。」
そう言い残して、跡部は自分の持ち場に行った。
 
その後姿を見ていると…
美しくて…愛しくて……
「あ……跡部!」
気づいたら、裾を掴んで、アイツを放さなかった。
自分でもなんでそんな事したのかわからない。
けど…一つだけ言えるのは。
俺は……お前を殺せない。
なぜなら

「跡部…俺。自分の事、好きやから。」

跡部の顔は驚きとか…色んなもんが混ざっとった。
まぁ、当たり前やな…男に告白されたんやし。


たとえこの国を敵に回しても、俺は守ってみせる…。
かならずやw

続く...
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