*当主の部屋*
□ThePrinceOf☆KNIGHTB
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■2ページ■第三章
「キメラ…、それに、ゾンビ…」
俺、越前リョーマは…
正直ビビッている。
「観月…一体どこから情報を仕入れてるのさ。」
「教えるわけにはいきませんよ…企業秘密です。」
この二人の会話からすると、もともと知り合いみたいだけど…仲が良いってわけでも無さそう
「不二先輩?この人と知り合いなんですか?」
桃先輩が代わりに聞いてくれる
「あぁ。弟が世話になっているんだ。」
…その声は今までに無く、低いトーン。
「さぁ、観月。正々堂々戦おうじゃないか。」
「"正々堂々"は私の嫌いな言葉でしてね」
「くっ…。」
魔法が使えないなら不二先輩に頼るわけにはいかないか……。
なら
「「俺達が相手するっすよ」」
「なっ…越前、桃。」
「魔法が使えないならしょうがないじゃん」
「俺達二人なら何とかなりますよっ!なっ、越前」
「ういっす」
「二人とも……ありがとう。」
「んふっ。威勢が良いのですね。だけど、そのゾンビやキメラの大群を倒さない限り…私のもとは剣がとどきませんよ。」
「こんなもんっ!」
いきなり首の後ろを桃先輩に掴まれたっ!!
苦しい……
しかも気づいたら
「宙に浮いてる…」
「いっくぜー!!!!」
「ダ―――ンクスマッシュッッッッ!!!!!!!!」
「どーん。」
あたりのキメラたちがいっせいに横たわる。
大きいものほど風の抵抗を受けやすい…
桃先輩も役に立つじゃん。
「なにっ。さすが青学、蒼の刺客…。」
「さ、後はアンタだけになったっす。」
「逆転勝利ってな。」
「ってか、越前。俺の技だったんだからお前が調子のんなよ!」
「さっ…次々。」
「無視すんな―――!!!」
続く…