*当主の部屋*

□ThePrinceOf☆KNIGHTA
1ページ/5ページ

■1ページ■第二章

「……あれ?」
目を覚ますとそこは……、森だった。

「…ここは?どこ。俺は...越前。」
「おぃ、越前!な〜に寝ぼけてんだよw」
桃先輩がちょっかいを出してくる。むこうでは、朝ご飯の林檎をむいてる不二先輩がいる。

そっか…城から不二先輩についてきたんだっけ。
目指すは……立海王国。

第二章『盗賊』

「さて、ここら辺の地形の説明をした方が良いかな。」
「おねがいしまーふ」
林檎を頬張りながら、不二先輩の話を聞いた。
ここは不動峰王国と青春王国の境目にある森。
いわば国境ってもの。
不動峰王国と青春王国とは同盟を組んでおり、俺らにとって居づらい場所...って事は決して無いらしい。
「この前、大石先輩と英二先輩が、不動峰の盗賊の話してませんでしたぁ?」
さっさと食い終わった桃先輩が問いかけた。
「うん。なんか気になるよね。」
「この旅。退屈なものじゃないって事っすね」
「越前、な〜んか楽しそうだなw」
「桃こそ。」
「そりゃ、越前に負けた所しか見せてないっすからねぇ〜。」
なんだそりゃ。

けどま、何か燃えるものがないと...ね?
城を出てきた意味ないじゃん。
手塚団長の事も気になるけど。
なによりも。
「盗賊とやり合ってみたいっすね。」

横でクスッと笑う不二先輩とおぅ!っと同意する桃先輩。

まだまだ、旅は始まったばかり。

続く...
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ