MAJOR短編

□37℃の恋人
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や、やっと止まってくれた……。



「どうしたんだ?」



本人は気付いていないらしく、すっとぼけた顔をしている。



「歩くスピード、もう少し抑えてくれる?」


「あ。わりぃな…」



そう言ってまた歩き始めた。



「だから、速いって!」



冗談なのか天然なのか本気で分からないよ………。




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