POEM
□君は光
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やけに響いて耳につく
救急車なのかパトカーなのか
やけに覚えるリズムのサイレン
今も現在もふさいで目をそむける
走ってきた漆黒な公園
何か知らないが人が多くて
ガヤガヤ耳がさぐるんだ
君の声が聞こえそうで
どこへ行けばいいのやら
手持ちぶたさで困り者
前はあったぬくもり
今はないぬくもり
一人で足をずりながら
もやもやしたのもずるずるひいて
どこにいけばいい
なにをすればいい
無視をしてくれ
誰もかまうな
ほっておいてくれ
何もないようで汚い道
奥の暗闇は地獄だろう
一人缶蹴りカロンカロン
さあこの先どこだろう
その時聴こえた「ここへくればいい」
ここにいけばいい
あれをすればいい
これをすればいい
それをすればいい
聴こえるノイズ
うるさい鼓動ドクドク
暗闇にがむしゃらに走る
そしたら急に反転
暗闇の中に光がいたんだ
よく見たら君がいたんだ
君がここにいたなら
この世界も悪くはないな
手を取って連れ出してくれた
この暗闇から
君は…光
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