POEM

□まっぴら。
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まっぴら。


「もう駄目なのではないか」と言いますが

私が諦めたら私が前に進めないではありませんか。


「もうそんなに頑張らなくてもいいじゃないか」と言いますが

私は足りないからやっているのであって、君の感覚を押しつけないでもらいたい。

私はまだまだ頑張りが足りないのであります。


「堅いこと言わないで気楽に行きましょう」と言いますが

では柔らかければ気楽になるのでしょうか。

気楽なら何か良いことがあるのでしょうか。


「あなたは上手ですね」と言いますが

人より少し出来ているだけであってみんなが頑張れば追い越されてしまうのです。

私は今以上に頑張らなければと焦るのです。


「君は物知りだな」と言いますが

あなたが知らない事を知っているだけなのです。
私が知らないことをあなたが知っているかも知れないのです。


「もう君に追いつけない」と言いますが

私は逆にもうあなたに追い越されるかもしれない。
私はあなたが正直恐いのであります。


「どうしてわからないのだ」と言いますが

理解しようと一生懸命でありますのに「どうして」といわれてもしようがないのであります。

もう少し一緒に頑張りたいのです。


「お前は大馬鹿者だ」と言いますが

私だって馬鹿者にはなりたくないのです。

過ちなければ人は進めないのです。
失敗を反省していると言うのにさらに追い討ちをかけないで下さい。


「考えるだけ無駄だ」と言いますが

考える先に何かあるのではと希望を捨てずにはいられないのです。




屁理屈ですか。

いいえ。
これは全て私という個人の考えであって元々正解も何もないのであります。

だがしかし甘い言葉や非難はまっぴら。なのであります。






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