PhantoM―ファントム―

□PhantoM
―ファントム―
第011話
「本当は」
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楓『は!』

夢から目が覚めた。

楓『………夜中の四時過ぎ…』

楓『…やっぱり、phantomの日記書いてる途中だったんだ…』

幻誓『すう…すう…』

楓『……っ…』

幻誓は空でフワフワと浮遊状態で寝ている。

楓『イヤな夢を見た…な…』

【機械ヲ直スナンテ似合ワナイ】

【君ハ破壊ガ似合ウ】

【「夢の破壊者」ニナルンダ…!】

楓『……っ…』

楓『怖い…!』

楓はそのまま布団に潜り込み、ガタガタ恐怖に怯える。

幻誓『…………』

幻誓『…………』

幻誓『(カエデ…)』












―in朝の8時過ぎの教室(平日)

昨日の大事件の翌日。
いつも通りの学校生活になった。

現『おはようございます!』

楓・常盤・潤『………』

潤『ソレ…カボチャの馬車かいな?』

現『ええ』

潤『すげえ!カボチャの馬車に乗って登校してくるなんて!』

常盤『なんか現自体に世界観があるな』

現『よいしょ』

現はカボチャの馬車から降りる。と

潤『うわあ!カボチャの馬車がカボチャになった!』

常盤『元に戻ったンじゃねえーの?』

潤『あ!そっか!』

常盤『だが…どうして…?』

現『実は私…メルヘンオーラって言うのがあるのです』

常盤『なんか腹立つな・殴れるのなら殴りてえ』

現『メルヘンオーラは、私の身の回りのモノを童話の世界化とするの』

潤『すげえ!』

常盤『ぷっ…』

常盤『あははははははは!』

潤『何笑ってんねん!』

常盤『自分を見ろ』

常盤は潤を指す。

潤『?』




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