小説部屋

□メール(銀*老赤/越境)
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赤「なぁ…銀二」


銀「何だ…つっうか何でお前さんがこんな所に居なさるんだ」


赤「メールってえのはよどう使うんだい?」


人の話を聞いていない赤木


銀「はあ?お前さんメールの使い方も知らねえのかい」


赤「だから、どう使うんだって聞いてんじゃねえか」


銀「なら、携帯出してみな」


赤「ほらよ」


銀「ほらよじゃなくて…携帯開かなきゃ使えねえだろうが…」


赤「ああ…開いたぜ」


銀「まず…このボタンを押すんよ」

赤「これかい」

ポチッと押し


銀「んでもってな…この画面が出たら文字を打ち込んで行くだろう」


赤「銀二…数字しかでねえぞ」

銀「……すまねえ。(謝)ここを漢つうのにしねえと文字はでねえんだわ」

赤「ほー。」


銀「後は文字打ったら教えてやるから頑張って打ってみな。俺はちょっくら珈琲いれてくるは」


席を立てばキッチンに向かい珈琲を入れ戻って携帯の画面を覗き込んでみれば…ローマ字と数字が平仮名が入りまざていた…


銀「お前さん…それじゃ何だかわかんねえぞ…」


赤「戻らねえんだから、しゃあんめよ(苛)」


苛立っている赤木の前に珈琲を置けば「どれ」といいながら再度画面を覗き込む

銀「だからよ。ここがな漢なんだわ」


赤「漢な…これでいいんかい。それで」


銀「だからここは漢だっていってんだろうが…」


赤「だから漢つうのにしてんじゃねえか」


冷めてゆく珈琲…そんなやりとりが続いた数時間後そんなこんなで


赤「やっと出来たじゃねえか。銀二メールて疲れんな」

銀「そうだな…」と言うしか気力の残っていない平井

銀「で…誰に送るんで?」

赤「カイジに決まってんじゃねえか」


銀「なら、カイジのアドレスをここに入力して送信すりゃ完了だ」


赤「アドレス?なんだそりゃ」


銀「アドレスつうのはな…この電話帳つうのを開いてよ…て狽ィいカイジの電話番号しか乗ってねえぞ……」


赤「ん?ああ。カイジとは電話しか、したことねえからな…それがどうしたよ」

銀「お前さんなあ…取り敢えずショートメールだな」

赤「ショートメール?何か違うんかい」


銀「いんや違わねえから大丈夫だ」


説明するのが面倒くさくなりこのくらいの文字数ならショートメールでも大丈夫だろうと踏んだ平井がとった行動だった


赤「そうけ」


銀「で、ここにカイジの電話番号をいれっだろう」


赤「こうけ」


銀「それで…これを押せば完了」


ポチと押せばメールが送信しましたとでて無事送信出来た。同じ機種でよかった…と内心ほっとしていた平井をよそに冷めた珈琲をみつめる赤木


赤「銀二。俺はあったけえ珈琲が飲みてえな」


足を組みふてぶてしく言っている赤木


赤「全く…お前さんは…」

溜息吐き…『あんなメール送る為に家にきたんかい…ご苦労なこった。しっかし毎回毎回あんなことで来られたんじゃたまったもんじゃねえな。』と心で思い脱力しながら珈琲を入れ直しにいく平井だった


Mailの内容


ぎんじのいえにいるすぐかえるあかぎ


END
 

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