小説部屋
□ほのぼのな・ふ・た・り(巽*安)
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安田「今日も一日終わったな」
巽「ああ」
安田「しっかし…一日つうのは短けえよな。朝が来たかと思えば仕事終って、もう夕方だぜ」
巽「まあな」
巽は煙草を取り口にくわえれば沈みかけた夕日を眺め火を付ける
安田「だろう。後居酒屋なんか行ったらもう一日お開きだ。俺達こんな人生送ってていいんかね…」
安田もポケットからクシャクシャの煙草の箱を取り出せば一本取り出し箱の上で数回トントンと叩き口にくわえ、箱をポケットに突っ込んだ。
巽「いいと思うぜ。別に…その一日の中で好きな人と過ごせる時間があれば」
巽がフッと笑えばふかした煙草からから煙りが漂う
安田「ふーん…そういうもんかね…」
安田も煙草に火を付けた
巽「そういうもんだろう」
フッフッと巽が笑う
安田「そうか、なら飲みに行こうと思ったけどやめとくか…」
巽「なんで」
安田「俺なんかと飲んでたら女と過ごす時間なくなるぜ。」
安田がクックッと笑えば煙草を指の間に挟みフウーと煙りを吐き出す
巽「何だそりゃ…」
安田「照れんなよ」
巽「いや、安さんあんただから」
安田「…はあ?」
巽「あんただから…」
安田の煙草が指の間からぽろりと落ちた…
安田「お…おっと…」
その煙草を拾い上げ携帯灰皿に押し込める
安田「まあ、なんだ…とりあえず飲みに行くか…」
巽フッフッ「だな…」
そのまま二人は居酒屋へと向かった。
END