キリ番小説(全統一)

□初夏のsea bathing resort
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「こんなに楽しかったの久し振り!」

「本当だな。」

綺麗な夕焼けが海の遠く地平線を鮮やかに輝かせている。

「清麿くん。」

「ん?」

「また記念日増えたね。」

「ああ、来年もまた来ような。」

「うん、来年も再来年もずっとずっと…」

「いずれ結婚して子どもが出来たら恋人としてじゃなく家族として来れたらいいな…。///」

「うん…///」

コトンと恵さんが頭を俺の肩にのせた。


聞こえるのは心地良い波の音と爽やかな海風。

まるで地球上に2人しか居ないような感覚に呑まれてしまいそうだ。


「……大好きだよ。清麿くん。」

「…俺もだ。恵さんしかもう見えないよ。」

自然と向き合う2人。

その距離は徐々に縮まり…………2人の距離はなくなった。




「ふふ///幸せだね。」

「ああ。」



初夏の海水浴。

楽しい時間は早く過ぎてるかのように感じる。

けど、それ以上に恵さんと過ごせたのが何よりの幸せだ。

日焼けしたこの腕も明日からは思い出として夏を過ごす。


俺たちは海のさざ波を聞きながら帰路にたった。





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