キヨメグ小説B
□これからもずっと…
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瞳に生気が戻ってくるかのように清麿が笑顔になると恵は我を忘れるかのごとく見入ってしまった。
「恵さん。」
「ひゃ、ひゃい!///」
「ありがとう。」
「う、うん。じゃあ私は帰るね。」
「ああ、また今度。」
良かった。清麿くんが元気になって……。
これで私と彼の関係は続くんだ。
達成感に満ち溢れた表情を浮かべながら恵は明日からの明るい日々に期待に胸を膨らませたのだった。
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夜・恵 自室
「ダメじゃん…。想いを告げに行ったのに私のバカ〜〜!」
ソファに腰掛けクッションを抱きしめながら足をばたつかせ恵は己の不甲斐なさに大きく溜め息を吐いたのだった。
完