キリ番小説(全統一)

□キミの手から伝わる温もり。
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「ハッハッハッ!清麿も男だな!こんな状況でも恵の手を握るのだから。いやぁ、あついあつい!」


「ええい!好きな人を護って何が悪い!…………は!」


「「「「「おおぉぉ!」」」」」

「き、清麿くん///」


あまりの冷やかしに我を忘れた清麿は公衆の面前で大胆告白。
もちろん仲間たちの耳にはしっかりと入り込み、動きまわるファウードなどなんのその、まるで足に磁石が付いているかのように全員、2人の下へと駆け寄った。


「清麿、式には是非呼んでくれ。」

「メルメルメ〜」

「ハッハッハッ!キャンチョメ、これが恋ってやつだぞ!?」

「すごいやぁ!」

「清麿、大胆ある…///」

「ああ…聞いてるこっちも恥ずかしい。」




「もう…勘弁してくれー!」

恵は赤面したまま俯き、それでも清麿の手をガッチリ繋いでるうえにこの冷やかし。

ファウードの暴走を止め、リオウを倒さないと地球が危ないこの大一番に大胆告白をしてしまった清麿は情けないくらいの大声で空に向かって虚しく叫んだ。



結局、2人に対する冷やかしはリオウとゼオンを倒すまでほそぼそと続き、後に語り告がれることとなった……。


もちろん語り部は当事者の2人というのはここだけの秘密…。







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