キリ番小説(全統一)
□初夏のsea bathing resort
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初夏。
モチノキ町から少し外れた地域にある海に清麿と恵は海水浴にやってきていた。
「清麿くん!こっちだよ!」
まだ初夏のため海水浴客はまばらで大体が家族連れだ。
清麿はパラソルとクーラーボックスを抱えながら恵の声を頼りに進んで行く。
「ありがとう清麿くん!ここにしよ♪」
ようやく重い荷物を砂浜に置き、地面に向けていた視線を前方に向けるとそこには…
「……ブハァッ!め、恵さん?///」
浜辺に着いた時点でまだ恵は服を着ていたのだが(中に水着着用)今の恵はスラッとした足が露わになり、そのスタイルの良さを強調するかのように純白の水着が眩く光っていた。
「もしかして清麿くん……興奮した?」
視線を海に向けて照れる清麿に恵はニヤニヤしながら迫る。
「ち、違う!///い、いや違わないが………///」
普段制服姿しか着ない恵が露出度の高い水着姿で目の前に立っている。
今の清麿にとって破壊力バツグンな姿に理性を保つのに必死だ。
「ふふ♪冗談だよ!ほらほら、早く海に入ろうよ!」
「えっ!?あっ、あぁ…///」
恵さんと恋仲になってからというもの新しい恵さんが次々に見つかる。
寂しがり屋 甘えん坊 そして艶っぽい恵さん。
「はやくー!」
まぁ、これが本当の恵さんなんだろうな。
「清麿くん。」
「ん?」
ひとしきり遊んだ俺たちはパラソルの下で休憩していた。
「私たち恋人に見えるかな?///」
パラソルの影で恵さんの顔は見えないが照れてるのだろう。
「当たり前だろ?どこからどう見てもそう見えるよ。」
「うん///えへへ、ごめんね変なこと聞いて。」
「恵さん」
「どうし……んむっ///」
あまりに可愛いすぎたために珍しく俺から恵さんにキスをした。
本当に……昔の俺じゃ考えられないな…。
「せっかく海に来たんだからもっと楽しもう。」
「うん///」
まぁ、海に来たからと言って泳ぐぐらいしかないのだが、このままでは恵さんを押したおしてしまう。
気を沈めるためにももう一度海に入らないとな。
「楽しかった〜♪」
夕方になり砂浜にいた人もまばらになり始めた頃、俺たちは水着から私服に着替え砂浜に座っていた。