HAPPY ROOM
□痛み
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『みのり〜!!』
『あっ!はるひ。おはよう。』
登校中、この角のあたりまで来ると、決まってはるひが後ろから声をかけてくる。
いつもと同じ、いつもと変わらない朝。
それなのに昨日から、私……変だ…。
胸が、そわそわして、落ち着かない。
『昨日大丈夫やった?いきなり結構降ってきたもんな。』
『え゛っ!!きっ…昨日!!??
う……うん。
だ…だいじょう…ぶ…だったよ…?』
…………………
『…なんかあったやろ??
話さへんと、ちゃ〜んとお見通しや。
なんでも話してや。みのりがウチのことわかってくれてるみたいに力になりたいんや。』
『はるひ………。』