HAPPY ROOM
□ライバル宣言!
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校門のところまで来ると、はば学の制服の人が立っているのが見えた。
『あ…あの人…。』
私が呟くと、携帯をいじっていたはるひも顔を上げた。
向こうもこちらに気づき、すごい形相で近づいてきた。
私達の目の前でとまり仁王立ちで凝視した。
『はばたき学園、1年! 藤井奈津美!!
今日はアンタにライバル宣言しに来た。』
『えっ…。』
『私は姫条まどかが好き!誰にも渡さないから!
アンタ最近アイツと仲良いみたいだけど、私の方がアイツのこと好きだし、よく解ってる。
絶対にアンタなんかに負けないから!!!
…それだけ。』
そう言うと彼女は走り去った。
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