短編小説

□貴方と見上げる五月晴れ
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佐伯くんにキッパリ『仕事』って言われたけど、やっぱり二人でどこかに行きたい。

新しく入って来たお客さんを席に案内する佐伯くんは、お仕事用の笑顔を張り付けてる。

そんな作りものの顔じゃなくて、心からの微笑みを浮かべる彼と一緒にいたいのに。

同じ空間にいるはずでも、私は少しだけ寂しかった。

佐伯くんの、バカ。
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