STORYS

□護衛者『プロローグ』
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7月21日

暑い暑い体育館で行われている終業式。

生徒は居眠りをしたり、喋っていたり。

そんな私は、勿論寝ていた。


「これにて終業式を終わりにします。」


ハゲた教頭の閉会宣言。


この言葉の直後、あちらこちらの生徒から喜びの息がもれる。
寝起きのほてった体で、合図と共に退場。


まさに、今から夏休みの始まりだ。

私は夏休みは大会に向けて練習だけど☆


見たくもない通知表を貰い、自宅近くの道場へと少しでも涼しくなるように日陰を通りながら、電車に乗って向かう。


電車の中には、終業式帰りの生徒で充満していた。
クーラーなんか意味がないほどに暑い。
その中に私は紛れ込んだ。


終点まで乗り、人込みの中を泳ぐように掻き分け改札口を出る。


あとは、道場へ行くのみ!!
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