SO3 NOVEL

□ソフィアの悩み
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「あのですね、この頃クリフさんから凄い臭がするんです‥。」

「「臭い??」」

二人は聞き返した。

「はい。親父臭と言いますか?あれですよ‥。どうもあの臭いは駄目で。どうにか出来ないでしょうか?」

「いわゆる親父臭ね。まぁクリフは親父だししょうがないと思うけど、ソフィア。貴方学校行くときは嫌でも、親父に近づくんじゃないの?町中とか…。」

「そうなんですよねー。けど、私何故か分からないんですけど、男の人が近寄らないんですよ。」

ソフィアがため息をついた。

「たまには、格好良い人とかと少女漫画みたいな出会いしたいのに…」

とソフィアが小さくつぶやいた…。


((えっ!!!!!!!!!!!!!!!!))


マリアとネルが凍り付いてしまった…。


((ソフィアが腹黒化!!??ってかフェイト一筋じゃなかったの!?))


「?どうしたんです?皆さん凍り付いたような顔して‥そういえば男の人と近づかない時ってかならずフェイトがいたんですよねー。」



((あいつかー!!!!!!!!!!!!だいたいは想像出来るわ))



ちなみに二人が想像したのは、野郎共にソフィアに近づくなオーラを出しているフェイトだった。



「…ソフィアなれないかもしれないけど、親父臭問題は諦めなさい。フェイトだっていつかは発するものよ。」

「たしかに。ラッセル様は臭いな。アドレー殿も少々。まぁ‥アルベルはまだだろうけど、男はきっと発するだろうね。」

「そんなぁ〜。男の人って発するんですか??最低です!!不潔です!!臭いです!!」

ソフィアは涙目で叫ぶ。

「…ソフィア知ってた?親父臭って耳の後ろからするんですって。クオッドスキャナーの辞書機能に書いてあるわ‥ってソフィアは??」

いつのまにかそこにいたソフィアはいない。

するとネルは、

「‥なんか。マリアの話を聞いた途端、凄い勢いで出ていったんだけど‥」

「‥。」

マリア、話を止めた途端、隣の部屋からドアを開ける音と声が聞こえてきた。




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